資産運用のリスクとリターンとは?表裏一体の関係な理由

資産運用

資産運用にはリスクがあるというのは、認識している人は結構いるかと思います。ではそのリスクとは何なのでしょうか?

リターンがあるものには必然的にリスクも発生します。まさに表裏一体の関係があります。

資産運用するにあたってリスクとリターンを理解していれば、自分がどこまで許容できるのかも分かってきます。

そうすることで自分にあっている資産運用を見つけやすいかもしれません。

記事の内容

・リスクとリターンとは?
・リスクの種類
・資産運用種類別リスクとリターン

リスクとリターン

リスクというと一般的には不確かな要素という意味で使っていることが多いと思われます。

しかし投資の世界ではこのリスクという意味は「収益の振れ幅」のことを指します。

リスクが高いとは、振れ幅大きいという意味合いになります。リターンとは収益のことを指します。

収益求めるということは、その分値幅が必要となってくるわけです。ということはリスクが大きくなければ収益も出づらいということになります。

ということは、リターンを求めるならばリスクを許容しなければならないということになるわけです。

つまり少なくとも「ローリスクハイリターン」という商品は存在しないことになります。

リスクの種類

リスクにもいくつか種類があります。投資をする際にどんなリスクがあるのか把握することが大切となります。

投資における代表的なリスクをピックアップ!

価額変動リスク

これは様々な要因によって起きた値段の振れ幅を指します。金融商品に選ぶときに、何がどれくらいの価額変動リスクがあるのか把握しておくことが大事です。

リスクを想定しているのとしてないとでは、値動きによって感情の起伏が激しくなり冷静さを失い兼ねません。

投資する前に、どの程度なら自分のリスクの許容範囲なのかを事前に知っておきましょう。

例えば投資額の10%の損失でさえリスクの許容範囲でない人が、リスクの高い商品を買うのはミスマッチということになります。

価額変動リスク

・金融商品によって価額の変動が激しいものがあります。自分自身のリスクが許容できる範囲を知っておくこと

為替リスク

外貨で買う金融商品になると、円から外貨に交換するときに為替レートが影響してきます。購入した時と換金する時に、為替が変動していると為替差益もしくは為替差損が生じることがあります。

例えば外貨で海外の金融商品を購入したとします。その商品が仮に買った時と売った時の値段が変わらなくとも、購入時の為替レートと換金時の為替レートの違いによって損することもあれば得をすることも起こります。

ぷーちゃん
ぷーちゃん

てことは、商品で損しても為替レートによっては得をすることもあるのね?

ぷんた号
ぷんた号

為替レートの変動が差が激しければそういうこともあり得るね!

為替リスク

・どれくらい変動したら為替損失が出るかなど、いくつかのパターンをシミュレーションしておきましょう

◇計算のよくある勘違い◇

例えば1ドル=100円の時に100万円分(1万ドル)海外の商品を購入したとします。

100万÷100円(1ドル=100円なので)=1万ドル

◇換金時の為替レートが90円になった時の想定をした場合の勘違い◇

1ドル=100円から1ドル=90円ということは、10%変動したことになります。為替損が商品の値上がりで相殺できるには、何%商品の価額が値上がりしてれば良いでしょう?

ぷーちゃん
ぷーちゃん

10%為替損が出るんだから商品が10%上がればプラスマイナスゼロやん?

ぷんた号
ぷんた号

そうならないのだよ!計算して確かめてみよう!

商品の価額が10%上がったということは1万ドルが1.1万ドルになります。

円に換金時1ドル=90円になったってことは・・・

1.1万ドル×90円=99万になります。

ぷーちゃん
ぷーちゃん

あらwほんとだ!

よくある勘違い

・損益を計算するときに勘違いしやすいのは、下落したものが元の価額に戻るには何%上昇すればいいかと考えるときに単純に10%下落したら10%値上がりすれば良いと考えるのは間違いです

例えば1000円が20%下落したらが何%値上がりしてれば元の取得価額に戻るのか計算してみます。

1000円が20%下落なので800円になり、800円が1000円に戻るには何%値上がりすればよいでしょうか?

1000円=800×?%

1000÷800?

?=1.25となり、25%の上昇が必要となります。

取得価額に戻る上昇率の計算式

・取得価額=下落した時の価額×?%
・取得価額を下落した時の価額で割れば必要な上昇率が出る

流動性リスク

流動性リスクとは、商品を換金するまでの時間の振れ幅を指します。換金性リスクとも言われます。

換金ができない間、緊急で現金が必要な時や他に良い投資案件があってもチャンスを逃してしまう機会損失が発生します。

流動性リスクが高いものとして、不動産投資があります。物件を売却してすぐに換金しようとしても買い手がすぐ見つかるか分からない不確かな要素があるからです。

売りたい時にすぐ売れないのが弱点です。

逆に預金は必要な時にすぐに引き出せるので、流動性リスクは低いです。

流動性リスク

・資金が拘束されるということで機会損失というリスクがある

種類別リスクとリターン

金融商品の種類によってリスクとリターンは様々です。種類別にリスクとリターンと流動性リスクを含めて比較してみます。

※必ずしもこうなるわけではないのであくまでも参考です

投資をする際にはリスクとリターン、それに加えて換金性の3つを考えていきましょう。

リスクが高いFXや暗号通貨は投資というより、投機に近いと言われています。

投資の王道は株式、不動産、債券です。世界の資産家はこの3つを駆使して資産を築いています。

まとめ

・リスクとは振れ幅のことを指す
・仮に振れ幅が小さければ収益性も低くなる
・ローリスクハイリターンは存在しない
・収益性、安全性、換金性を考慮して投資する

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