金利を知ることはお金の世界ではとても大切になってきます。
株、債券、不動産、保険などあらゆるジャンルで金利が関係してきます。
金利の仕組みや相場を知ることでお金に関しての知識が大幅に向上します。
この記事では基本的な金利の知識と計算方法を解説します。
金利って何?
金利という言葉の他に、利回り、利率、利息、利子というのがあります。
ザックリいうとこれらの言葉の総称を金利と捉えても差し支えないです。
利息?利子?と言われても金利のことですよね?ってくらいなイメージw
利回り、利率だけは明確に理解する必要があるよ
金利は何故発生する?
お金がお金を生むという金利は何故発生するのでしょうか?
結論から言うとお金を貸すと「機会費用」の対価、「リスク」の対価が発生するからです。
お金を貸すということは、その間に貸し付けた人は手元にお金がないわけですから、貸している間に他にお金を使えるということができないことになります。
◇機会費用とは?◇
貸している間は、何かを購入または投資する機会(チャンス)を失ってしまっている期間というこになるわけです。
例えば100万円を貸したとします。そうすると貸している間は手元にお金がないわけですから、もし貸している間に、有益性や効率的な消費ができなくなるわけです。
貸してしまったせいで、もっと有益なことに消費する選択を失ってしまうことになります。
こういった潜在的な損失を費用として表現したものです。
わかりやすく言うと使用料に近いかもしれませんね
またお金を貸せば返済されないということも起こりえます。貸す側からすればリスクが発生するのでその対価とし金利という存在があるとも言えます。
銀行で預けているのに金利が発生するのは何故?
銀行預金もお金を貸しているっていう解釈なのだ!
預金なのに貸しているとは?
銀行に預けているのに貸しているというのは、銀行は私たちの預金で運用しているのです。
このように預金者から銀行はお金を借りて、企業融資や株、債券などで運用することを「間接金融」と言います。
世間の金利が低いとその分銀行としても金利収入が少ないので、預金者への金利も低くなってしまうわけです。
利率や利回りの理解の大切さ
利率や利回りが理解できていないと、この先の人生で損してしまうこともあるかもしれません。
金利の世界ではこの率、もしくは割合が大事になってきます。
お金を預ける、借りる、運用するという状況の時に金利がどのくらいなのか理解できていないと、それが全うなのかどうか判断できないことにもなりかねません。
株、不動産、ローン融資などの金利が発生するものについて、それぞれの相場を知ることが大切です。
例えば不動産投資の利回りが何%が相場なのかある程度知っていないと、それが現実的な数字なのか判断できなかったり、詐欺にあったりする可能性が出てきます。
利率の計算の仕方。
例えば100万円預金して年間で3万円の利息がもらえた場合、利率は年利3%とということになります。
計算式:3万円÷100万円=0.03
※1=100%なので、0.03は3%
3ヶ月しか預金しなかった場合はどういう計算になるの?
1年で3%ということならば、1年は12ヶ月なのでその3ヶ月分を掛けます。
3%×3/12=0.75%
利息の額面でいうと100万×0.75%=なので7500円ということになります。
利回りの計算の仕方
利回りとは、投資額の対する収益の割合なので金利収入だけでなく売却損益も加味された割合を言います。
一般的に利回りといえば、1年間の期間の年利回りを指すことが多いです。
例えば株式投資なら・・・
100万円を株に投資して年間配当金が2万あったとします。10年後にその株を150万で売却したとすると年利回りがいくらになるでしょうか?
年間配当金・・・2万×10年=20万
売却益・・・50万
運用年数・・・10年
投資額・・・100万
(2万×10年+50万)÷10÷100万×100=7%
この投資は年利回り7%だったということになります。
まとめ
・利率、利回り、利息、利子の総称とし金利と呼ぶことが多い
・お金の貸し借りに際し、使用料とリスクの対価が金利として発生する
・株、不動産、ローンなどの利率と利回りの相場を知ることが大切である
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