「株を始めてみよう!」って思っても一体どの企業の銘柄を選んだら良いのか、初心者の人ですと結構迷ったりすることが多いようです。
何も知らずに買ってしまうと、思わぬリスクがある銘柄だったりすることもあります。
短期で持つのか、中長期で持つのかで銘柄の選び方も変わってきます。
そこで初心者向けに銘柄選びの方法をいくつか紹介していきます。
保有する期間を決める
投資したらどのくらい保有するのが目的かを先に決めておきましょう。
大きく分けると、「短期」「中期」「長期」になります。
イメージとしてザックリですが、短期=数日~数週間、中期=数ヶ月、長期=数年という感じです。
先に保有期間を決めてから投資した方が良い理由としては、目的を先に決めたほうが株価が変動に対して感情がぶれないからです。
初心者の人は、最初は長期でもつ前提で銘柄を探すことをオススメします。
短期投資は需給要因
短期投資では、短い期間の中で株価の値上がりによる利益を狙っていくような投資法です。
素早く利益を積み重ねることもできますが、逆に素早く損失も積み重ねてしまう可能性があるのが特徴です。
日々の株価が気になったりしてしまうので、感情が株価によって左右されるリスクがあります。
短期だけ利益を取るなら、株価が上がりそうば銘柄を探す必要があります。そうなると株価は需給要因で加味して考えなくてはなりません。
需給要因とは?
買う人と売る人の勢力の関係みたいなもの!
株価は買う人が多ければ上がり、逆に売る人が多ければ下がります。それは株価の値動きの結果的要因ですが、今後の株価変動は需給要因を探る必要があります。
例えば株価が急激に上昇してその後暴落した場合、投資家の損益状況はどうなっているでしょうか。
急激に上昇したところで買って、すぐに売れた投資家は良いですが高値で買ってしまっている人は大きな含み損になっているはずです。
そうすると含み損を抱えた投資家達は、その株が上がったら少しでも損失を軽減したいために売りたいはずです。
となると株価が上がっても、売り圧力によって持続的に上昇するのはしばらく難しいといったことが予想できます。
このように投資家の損益状況によって、需給要因によって株価の変動が左右されることがあります。
例えその銘柄が業績が良好で成長性があっても、資金がその株に向かっていなかったり、投資家が損失を多く抱えているような銘柄ですと値下がりすることもあります。
なので相場の流れを読む力が必要となります。
判断能力、チャート分析能力、情報収集、相場を読む力など知識のスキルは素早く付きますが、それなりの勉強が必要となります。
中期投資は企業分析とチャート
中期投資の期間に定義はないですが、数ヶ月~1年未満といったイメージです。
中期投資では、企業分析とチャート分析を行います。業績や成長性を見ながら、チャート的にも買われすぎていない銘柄を探すのがポイントになります。
日中株価が常に見れない人でもできますので、本業をやりながら副業で株式投資ができるスタイルになります。
ただし中期の間で、株価の流れが下降に入る可能性もありますので、損切りといった判断が必要になります。
長期投資は王道
チャート分析があまりいらないのが長期投資です。長期投資では、企業の成長に重き置きます。株価が途中で暴落しても、企業価値が上がり続ければ、売られすぎた株は元に戻る傾向があります。
ザックリ言えば「株価の変動より、企業の価値の変動を見よ」というのが長期投資です。
株価の値動きに一喜一憂せずできるのが長期投資!
なので長期投資には、長期的に成長する優良な企業を探す必要があります。また長期目線でみた全体の経済の流れや、業種の動向を分析するのが重要となってきます。
投資期間まとめ
どの期間が一番儲かるかより、まず自分にあったスタイルを見つける方が良いでしょう。
例えば長期投資より、短期投資の方が儲かる投資方法だったとしても、短期投資をした時に、判断能力、分析能力があるか人によって違うわけです。
投資で成功するには、自分の投資スタイルを見つけろとよく言われます。
儲かる最適な投資法であったとしても、合わない投資スタイルであるなら、それがその人にとっては最適な投資法ではない場合もあるわけです。
投資の世界では王道を行くのが王道です。最初はみんな寄り道をしながら、結局は最後は王道に戻ります。
であるなら、最初から王道の長期投資を初心者にオススメするわけです。
初心者向けの銘柄の選び方
まだ株を一度も購入したことがない人は、まず何を基準に選んで良いか分からないと思います。
そこでいくつか銘柄の選び方を紹介します。
自分の得意なジャンル
自分の得意又はよく知っているジャンルに関わっている企業から選別する方法です。
例えば自分がゲーム好きならゲームアプリ会社、主婦でよく買い物をするならドラックストア関連など生活の中である程度実感として分かっている分野の銘柄から探してみるのも良いでしょう。
何も知らないより知っていた方が、現在と将来の業界の見通しを予想しやすいです。
右肩上がりな業績から選ぶ
銘柄を選ぶ時の基本中の基本の業績から選定する方法です。株価は長期でみれば、企業価値が上がればそれに伴って株価も上昇します。
なるべく売上げと利益が共に右肩上がりの業績の企業を探しましょう。
利益も大事ですが、その利益は経費削減で出ている利益なのか、売上げが上がった結果出ている利益なのかで、企業の価値は変わってきます。
注意点としては、今現在の業績が良くても将来の業績に陰りが見えている銘柄は避けましょう。
株価は将来の価値を織り込んで動きます。
業績が良くても株価が買われすぎで割高の場合もあるので、企業価値が株価に対して割安なのか割高なのかも分析しておきましょう。
配当金や優待目的で選ぶ
企業の配当金や優待券を目的で選ぶ方法です。株式投資の醍醐味は値上がりによる利益を享受することも一つですが、配当金や優待券などを得るのも楽しみの一つになります。
しかし企業によって配当金や優待券を出してない企業もありますので、調べてから選びましょう。
注意点としては、高い配当金を出している企業が業績の悪化で配当金を減額することがあります。
元々配当金が高い企業はそれを目的に投資している人が多いので、減額するとインパクとが強く株価が大幅に値下がりするリスクもあります。
すると配当金をもらった分を、株価の値下がりで損失になる可能性があるので配当金が高すぎる銘柄を選ぶ時は、業績も加味した方が良いです。
ちなみに日経平均の配当利回りは1%後半くらいです。
テーマ株から選ぶ
テーマ株から選ぶとは、ジャンル別の中から銘柄を選定する方法です。株式相場ではその時々で資金が向かいやすい旬なテーマがあります。
例えば将来このジャンルは有望だと予測したときに、どの企業がそのジャンルに特化しているのか分からない時は、テーマ株から選定するやり方です。
テーマのジャンルってどんなのがあるの?
○○関連銘柄を把握しておくことで、このニュースが流れたらこのテーマに資金が動くと事前に予想できるようになります。
チャートで選ぶ
チャートを見ながら判断するテクニック分析をして選ぶやり方です。主に短中期でトレードする場合、チャートを見ながら銘柄を選びます。
長期で投資するのが目的ならば、チャートの判断は銘柄の選考した後チェックする程度で良いと思います。
銘柄を選びの手順
まずは投資期間を決めてから、銘柄を選びをした方良いでしょう。投資期間によってどのように利益を狙うのかが違ってきますので、それにマッチするような銘柄を探す必要があります。
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